前回のホームラン詳細分析に引き続き、今回は大谷翔平選手の「月別ホームラン推移」に焦点を当ててデータを見ていきたいと思います!
さて、2026年シーズンの3,4月を終えて、大谷選手のホームラン数は6本でした。
現在、メジャーリーグではアーロン・ジャッジ選手(ヤンキース)や、ホワイトソックスで躍動する村上宗隆選手がそれぞれ12本のホームランを放ち、早くも量産体制に入っています。 強力なライバルたちが快音を響かせる中、「他の強打者の半分しか打っていない…大谷選手、今年は大丈夫かな?」と少し物足りなさや不安を感じているファンの方もいるかもしれません。
しかし、過去のデータを見ればその不安は一瞬で消え去ります。 結論から言うと、「完全に例年通りのペースなので、心配ご無用!」です。
その理由を、グラフと共に解説していきます。
月別ホームラン数(2021~2026)
まずは、大谷選手が本格的に二刀流として覚醒した2021年から昨年までの5年間における、月別ホームラン数のデータを見てみましょう。


こちらの表とグラフの「平均(’21-’25)」のピンク色の折れ線に注目してください。
過去5年間の平均ホームラン数を見ると、3月が0.4本、4月が6.2本となっています。 つまり、3,4月の合計平均は「6.6本」であり、今年の「6本」という数字はほぼ過去の平均値ドンピシャの成績なのです。決して不調というわけではなく、大谷選手にとってはこれが「通常運転」のスタートと言えます。
さらにグラフを見ると一目瞭然ですが、大谷選手のホームラン曲線は5月(平均8.8本)から急激に上昇し、6月(平均10.6本)に大爆発を迎えるという明確な傾向があります。 「ミスター・ジューン(6月の男)」と呼ばれる所以ですね。これから夏場にかけて、一気に量産体制に入っていく準備段階が今の時期なのです。
月別ホームラン推移
続いて、シーズンを通した累積の「ホームラン推移」のグラフを見てみましょう。

こちらのグラフは、各年の3月から10月にかけてホームランがどのように積み上がっていったかを示したものです。赤色の線が今年の2026年を表しています。
過去、44本〜55本という驚異的なホームラン数を記録した年(2021, 2023, 2024, 2025年)の推移線と比べてみてください。 今年の赤色の線は、見事なまでに過去の好成績の年と同じ束(軌道)の中に収まっています。
仮にスタートダッシュに出遅れていたとしたら、2022年(オレンジ色の線、最終34本)のように下へ大きく外れた軌道を描くはずですが、今年はしっかりと「ホームラン王を狙えるペース」の集団にピッタリと追走しています。
まとめ
2026年3,4月のホームラン数「6本」という数字だけを見ると、メジャーのライバルたちの活躍も相まって少なく見えてしまうかもしれません。
しかし、エンベスのデータ分析から導き出される答えは一つ。 「過去5年間の平均値と全く同じ、理想的なペースで推移している」ということです。
むしろ、大谷選手の本当の恐ろしさが発揮されるのは、気温が上がりバットが振れてくる5月、そして無双状態となる6月からです。 ジャッジ選手や村上選手との差も、夏場を迎える頃にはあっという間に縮まり、そしてデッドヒートを繰り広げていくことでしょう。
データが示す通り、今は全く心配する必要はありません。これから始まる大谷選手の「ホームラン量産モード」を、安心して楽しみに待ちましょう!
エンベスのブログでは、引き続き毎月大谷選手のデータを可視化してお届けしていきます。次回、5月終了時のデータがどう跳ね上がるか、ぜひご期待ください!



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