WBC2026代表メンバーの現在地を探る特集、続いてはタレント揃いの「野手編(内野手)」をお届けします!
今年の内野手陣は、メジャーリーグ(MLB)へ舞台を移して主軸を張る選手から、国内リーグで圧倒的な成績を残す選手、そして不調やケガに苦しむ選手まで、非常にコントラストがはっきりとしたシーズン序盤となっています。 5月末時点でのレギュラーシーズン成績とWBCでの打席詳細を比較しながら、各選手の「現在地」と最新トピックスをエンベス独自の視点で紐解いていきましょう。
| 選手名 | 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 村上 宗隆 | ![]() |
57 | 246 | 200 | 48 | .240 | 20 | 41 | 1 | .938 |
| 岡本 和真 | ![]() |
57 | 234 | 208 | 45 | .216 | 12 | 33 | 0 | .722 |
| 佐藤 輝明 | ![]() |
52 | 221 | 192 | 71 | .370 | 14 | 39 | 3 | 1.152 |
| 牧 秀悟 | ![]() |
21 | 92 | 78 | 26 | .333 | 2 | 10 | 1 | .898 |
| 小園 海斗 | ![]() |
49 | 193 | 178 | 39 | .219 | 0 | 9 | 2 | .540 |
| 牧原 大成 | ![]() |
50 | 182 | 165 | 45 | .273 | 0 | 8 | 4 | .644 |
| 源田 壮亮 | ![]() |
48 | 145 | 122 | 25 | .205 | 1 | 14 | 0 | .566 |
村上 宗隆(シカゴ・ホワイトソックス)
まずは、海を渡りシカゴ・ホワイトソックスでプレーする村上宗隆選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
5 | 21 | 19 | 4 | .211 | 1 | 5 | 1 | .654 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
57 | 246 | 200 | 48 | .240 | 20 | 41 | 1 | .938 |
本塁打ランキング:リーグ1位
打点ランキング:リーグ3位
OPSランキング:リーグ3位
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 四球 | 二安 | 一ゴロ | 右飛 | |
| 韓国戦 | 空三振 | 見三振 | 遊ゴロ | 右安 | |
| オーストラリア戦 | 左飛 | 左飛 | 左飛 | 四球 | |
| チェコ戦 | 中飛 | 一ゴロ | 空三振 | 空三振 | 中本 |
| ベネズエラ戦 | 空三振 | 二ゴロ | 中飛 | 左安 |
WBCでは5試合すべてに出場し、チェコ戦での特大ホームランなど随所で存在感を発揮しました。そして迎えたMLBのレギュラーシーズン、5月末時点での成績は57試合出場、打率.240、20本塁打、41打点、OPS.938。 なんと5/31時点で、ア・リーグの本塁打ランキング1位、打点3位、OPS3位というメジャーのトップオブトップを走る驚異的な活躍を見せています。
しかし、非常に残念なニュースも飛び込んできました。 現地時間5月29日のタイガース戦、併殺崩れで一塁を駆け抜けた際に右太もも裏を痛めて負傷交代。翌30日にホワイトソックス球団から「10日間の負傷者リスト(IL)入り」が発表されました。ベナブル監督によれば「復帰まで4〜6週間かかる」とのことで、肉離れによる長期離脱となります。 「全力で走って痛みが走った。やってしまったことは仕方ないので、少しでも成長して帰ってこれるように頑張りたい」と本人は前を向いていますが、タイトル争いをトップで牽引していただけに痛恨の極み。まずはケガの完治を祈り、復帰後のアーチ量産に期待しましょう!
岡本 和真(トロント・ブルージェイズ)
続いては、同じくMLBのトロント・ブルージェイズに所属する岡本和真選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
5 | 22 | 19 | 4 | .211 | 0 | 1 | 0 | .634 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
57 | 234 | 208 | 45 | .216 | 12 | 33 | 0 | .722 |
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 空三振 | 四球 | 中安 | 左直 | 右飛 |
| 韓国戦 | 投ゴロ | 右飛 | 遊ゴロ | 見三振 | |
| オーストラリア戦 | 中飛 | 四球 | 四球 | 投ゴロ | |
| チェコ戦 | 三振 | 左2 | 遊直 | 三ゴロ | 右飛 |
| ベネズエラ戦 | 中直 | 左2 | 捕邪飛 | 右安 |
WBCでは打率.211と確実性には欠けましたが、チェコ戦・ベネズエラ戦でツーベースを放つなど長打力は健在でした。 現在のシーズン成績は、57試合で打率.216、12本塁打、33打点。調子マークは「不調」としており、打率だけを見るとメジャーの壁に苦しんでいるように見えます。 しかし、特筆すべきはチーム内での本塁打・打点ランキングが堂々の1位であるという点です。ブルージェイズの得点源として、確実に「長打で返す」という主砲の役割を果たしています。メジャー特有の動くボールへのアジャストが進めば、夏場に向けてさらに数字を伸ばしてくるはずです。
佐藤 輝明(阪神タイガース)
ここからは国内組。まずは、まさに今「手がつけられない」状態の阪神タイガース・佐藤輝明選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
5 | 12 | 10 | 3 | .300 | 0 | 2 | 0 | 1.017 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
52 | 221 | 192 | 71 | .370 | 14 | 39 | 3 | 1.152 |
打率ランキング:リーグ1位
本塁打ランキング:リーグ1位
打点ランキング:リーグ1位
OPSランキング:リーグ1位
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 四球 | ||||
| 韓国戦 | 一ゴロ | 左飛 | |||
| オーストラリア戦 | 左2 | ||||
| チェコ戦 | 左2 | 投ゴロ | 遊直 | 死球 | |
| ベネズエラ戦 | 見三振 | 右2 | 空三振 | 遊ゴロ |
WBCではスタメン出場こそ限られましたが、オーストラリア戦やチェコ戦で鋭いツーベースを放ち、限られた出番で打率.300、OPS1.017をマークしました。
そして今シーズン、国内リーグでの成績は52試合で打率.370、14本塁打、39打点、OPS1.152。 文句なしの「絶好調」マークです!驚異的なアベレージに加え、持ち前の長打力も爆発しており、タイガース打線を一人で牽引していると言っても過言ではありません。このままどこまで数字を伸ばすのか、タイトル総なめも狙える歴史的なシーズンになる予感が漂っています。
牧 秀悟(横浜DeNAベイスターズ)
続いては、横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
5 | 16 | 13 | 2 | .154 | 0 | 1 | 0 | .466 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
21 | 92 | 78 | 26 | .333 | 2 | 10 | 1 | .898 |
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 左安 | 四球 | 空三振 | 右飛 | |
| 韓国戦 | 見三振 | 中飛 | 四球 | ||
| オーストラリア戦 | 中飛 | 左安 | 三ゴロ | 一ゴロ | |
| チェコ戦 | 四球 | ||||
| ベネズエラ戦 | 空三振 | 右飛 | 三ゴロ | 遊ゴロ |
WBCでは13打数2安打(打率.154)と不完全燃焼に終わりましたが、シーズン開幕後は持ち前の勝負強さを発揮。21試合で打率.333、2本塁打、10打点、OPS.898と上々のスタートを切っていました。
しかし、5月24日の巨人戦(横浜スタジアム)の3回、内野安打を放って一塁を駆け抜けた際に右ハムストリングを痛め、顔をしかめながら途中交代。相川監督も「厳しいと思う」と語る事態となりました。 心配された状態でしたが、6月4日には無事に一軍復帰を果たしています!村上選手と同じく走塁中のアクシデントでしたが、早期にグラウンドに戻ってきてくれたのはDeNAファンのみならず野球ファンにとって朗報です。
小園 海斗(広島東洋カープ)
次は、広島東洋カープの小園海斗選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
1 | 4 | 3 | 1 | .333 | 0 | 0 | 0 | .833 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
49 | 193 | 178 | 39 | .219 | 0 | 9 | 2 | .540 |
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 出場なし | ||||
| 韓国戦 | 出場なし | ||||
| オーストラリア戦 | 出場なし | ||||
| チェコ戦 | 中安 | 投ゴロ | 遊飛 | 四球 | |
| ベネズエラ戦 | 出場なし | ||||
WBCではチェコ戦の1打席のみの出場(見事センター前ヒット)と、バックアップメンバーとしての帯同がメインでした。 しかし、レギュラーシーズンでは現在49試合で打率.219、OPS.540と深刻な打撃不振に陥っており、調子マークは「絶不調(紫)」となっています。昨年のセ・リーグ首位打者がここまで低迷しているのは想定外の事態です。 WBCに向けた早めの調整による疲労や、他球団からの徹底マークなど様々な要因が考えられますが、彼本来のコンタクト能力があれば必ず数字は上向いてくるはずです。
牧原 大成(福岡ソフトバンクホークス)
続いては、福岡ソフトバンクホークスのユーティリティー・牧原大成選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
3 | 6 | 4 | 1 | .250 | 0 | 0 | 0 | .650 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
50 | 182 | 165 | 45 | .273 | 0 | 8 | 4 | .644 |
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 四球 | ||||
| 韓国戦 | 見三振 | ||||
| オーストラリア戦 | 守備のみ | ||||
| チェコ戦 | 空三振 | 投犠打 | 空三振 | 左安 | |
| ベネズエラ戦 | |||||
WBCでは守備固めや代走を中心に出場。シーズンではここまで50試合に出場し、打率.273、4盗塁と、ホークスに欠かせないピースとして「普通(通常運転)」の安定した働きを見せています。派手な数字ではありませんが、内野の要所で確実に仕事をする職人肌の活躍が光ります。
源田 壮亮(埼玉西武ライオンズ)
最後は、埼玉西武ライオンズの守備の要・源田壮亮選手です。
| 調子 | 試合数 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
5 | 16 | 10 | 5 | .500 | 0 | 4 | 0 | 1.167 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
48 | 145 | 122 | 25 | .205 | 1 | 14 | 0 | .566 |
WBCでの成績詳細はこちらになります。
| 試合 | 1打席 | 2打席 | 3打席 | 4打席 | 5打席 |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 死球 | 中安 | 中安 | 左安 | |
| 韓国戦 | 遊ゴロ | 四球 | 一犠打 | 中直 | |
| オーストラリア戦 | 四球 | 右飛 | 三安 | 四球 | |
| チェコ戦 | 守備のみ | ||||
| ベネズエラ戦 | 四球 | 中安 | 遊直 | 空三振 | |
WBCでは10打数5安打の打率.500、OPS1.167と、守備だけでなくバットでも信じられないような「絶好調」の成績を残し、世界にその名を轟かせました。 しかし、国内リーグに戻ってからは48試合で打率.205、OPS.566と打撃面で苦しんでおり、調子マークは「不調」となっています。国際大会でのピークの反動が来ている可能性もありますが、守備での貢献度は相変わらず計り知れません。バットの快音が戻ってくるのを待ちたいところです。
まとめ
内野手編、いかがだったでしょうか。 村上選手のHR王快走と無念のケガ、岡本選手のチーム内二冠といったMLB組の奮闘。そして、無双状態の佐藤選手や、ケガからスピード復帰を果たした牧選手、昨年の首位打者・小園選手の不振など、各球団のドラマが数字から色濃く見えてきました。
捕手編でも触れましたが、WBCという大舞台を経験した選手たちは、そのプレッシャーとイレギュラーな調整から、シーズン序盤にケガや不調のリスクを抱えやすい傾向があります。村上選手や牧選手の肉離れ、小園選手・源田選手の打撃不振も、少なからず「WBCの反動」が影響しているのかもしれません。
エンベスでは、彼らがこの試練を乗り越え、夏場に向けてどのような成績の軌跡を描くのか、引き続きデータで追っていきます! 次回は最終回「野手編(外野手)」のデータ考察をお届けしますので、更新をお楽しみに!









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