WBC2026代表メンバーの現在地を探る特集、前回の「投手編①」に引き続き、今回は「投手編②」をお届けします!
今回は、先発として台頭する若手右腕・左腕から、息詰まる終盤を任された強力リリーフ陣まで、残り7名の投手をピックアップ。5月末時点のレギュラーシーズンの成績とWBCでの登板データを比較し、それぞれの「現在地」を深掘りしていきます。
| 選手名 | 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 高橋 宏斗 | ![]() |
9 | 9 | 53.2 | 4 | 4.86 | 1 | 6 | 0 | 0 | .143 | 1.51 |
| 金丸 夢斗 | ![]() |
9 | 9 | 57.1 | 6 | 2.67 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 1.15 |
| 曽谷 龍平 | ![]() |
6 | 6 | 33.2 | 3 | 3.21 | 3 | 3 | 0 | 0 | .500 | 1.28 |
| 北山 亘基 | ![]() |
8 | 8 | 50.2 | 4 | 2.84 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 1.05 |
| 藤平 尚真 | ![]() |
19 | 0 | 18.1 | – | 3.44 | 0 | 1 | 4 | 10 | .000 | 1.09 |
| 松本 裕樹 | ![]() |
17 | 0 | 16.2 | – | 3.24 | 2 | 2 | 4 | 4 | .500 | 1.38 |
| 大勢 | ![]() |
21 | 0 | 20.1 | – | 1.77 | 1 | 0 | 14 | 3 | 1.000 | 0.49 |
髙橋 宏斗(中日ドラゴンズ)
まずは、中日ドラゴンズの若き剛腕・高橋宏斗投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
1 | 1 | 4.2 | 0 | 0.00 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | 0.64 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
9 | 9 | 53.2 | 4 | 4.86 | 1 | 6 | 0 | 0 | .143 | 1.51 |
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チェコ戦 | 0.00 | 4.2 | 16 | 2 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 63 |
WBCではチェコ戦に先発登板。4.2イニングを投げて被安打2、5奪三振、無失点という堂々たるピッチングで試合を作りました。
しかし、今シーズンのリーグ戦ではここまで非常に苦しい投球が続いています。9試合に先発してQSは4回にとどまり、防御率4.86、1勝6敗と大きく負け越す結果に。WHIPも1.51とランナーを背負う苦しい場面が多く見受けられます。調子マークも「不調(紫)」となっており、本来のポテンシャルからすると物足りない数字です。5/31には2軍での再調整となりました。ここからの巻き返し、そしてエースとしての復活ピッチングに期待したいですね。
金丸 夢斗(中日ドラゴンズ)
続いて、同じく中日ドラゴンズから金丸夢斗投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
1 | 0 | 2.0 | – | 0.00 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 0.00 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
9 | 9 | 57.1 | 6 | 2.67 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 1.15 |
防御率ランキング:リーグ9位
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チェコ戦 | 0.00 | 2.0 | 6 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 24 |
WBCでは高橋宏斗投手の後を受けてチェコ戦にリリーフ登板。2イニングを打者6人に対してパーフェクト、しかも5奪三振という圧巻の奪三振ショーを披露し、世界にその左腕を見せつけました。
そして迎えた今シーズン、レギュラーシーズンでも先発ローテーションの柱として躍動しています。ここまで9試合に登板し、6回のQS達成、防御率2.67と安定感抜群。打線の援護に恵まれない試合もあり4勝4敗ですが、WHIP1.15という数字が示す通り、試合をしっかり作れる頼もしい存在です。文句なしの「好調」マークですね!
曽谷 龍平(オリックスバファローズ)
次は、オリックス・バファローズの左腕、曽谷龍平投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
1 | 0 | 1.0 | – | 0.00 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | 0.00 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
6 | 6 | 33.2 | 3 | 3.21 | 3 | 3 | 0 | 0 | .500 | 1.28 |
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 0.00 | 1.0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 16 |
WBCでの出番は台湾戦の1イニングのみでしたが、打者3人を無安打無失点に抑える完璧な火消しを見せました。
今シーズンはオリックスの先発陣の一角として6試合に登板。33.2イニングを投げて3勝3敗、防御率3.21と、しっかりとローテーションを守りながら試合を作っています。調子としては「普通」マークとしていますが、ここからさらにイニング数を伸ばし、貯金を作っていけるかに注目です。
北山 亘基(北海道日本ハムファイターズ)
続いて、北海道日本ハムファイターズの北山亘基投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
2 | 0 | 2.0 | – | 0.00 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | 0.50 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
8 | 8 | 50.2 | 4 | 2.84 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 1.05 |
防御率ランキング:リーグ4位
WHIPランキング:リーグ3位
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 0.00 | 1.0 | 4 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 |
| チェコ戦 | 0.00 | 1.0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14 |
WBCでは台湾戦・チェコ戦の2試合にリリーフ登板。計2イニングを無失点、WHIP0.50と抜群の安定感でブルペンを支えました。
今シーズンはファイターズの先発としてマウンドに上がっており、ここまで8試合に登板。50.2イニングを投げて3勝2敗、防御率2.84と素晴らしい成績を残しています。特筆すべきはWHIP 1.05というランナーを出さない投球術。しっかりと先発の役割を果たしており、今後の登板でも手堅いピッチングが期待されます。
藤平 尚真(東北楽天ゴールデンイーグルス)
ここからはリリーフ陣。まずは東北楽天ゴールデンイーグルスの藤平尚真投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
2 | 0 | 0.2 | – | 0.00 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | 0.00 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
19 | 0 | 18.1 | – | 3.44 | 0 | 1 | 4 | 10 | .000 | 1.09 |
セーブランキング:リーグ5位
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 台湾戦 | 0.00 | 0.1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| ベネズエラ戦 | 0.00 | 0.1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 |
WBCでは2試合に登板しましたが、いずれも「0.1回(打者1人)」のワンポイントリリーフ。強打者に対してしっかり三振を奪う、まさに「火消し職人」としての役割を完璧に全うしました。
今シーズンは楽天の守護神・セットアッパーとしてフル回転。19試合に登板し、10セーブ・4ホールドをマークしています。防御率は3.44と少し失点する場面もありますが、WHIPは1.09と優秀。チームの勝利の方程式に欠かせない存在として腕を振り続けています。
松本 裕樹(福岡ソフトバンクホークス)
続いて、福岡ソフトバンクホークスの松本裕樹投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
1 | 0 | 1.0 | – | 9.00 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | 4.00 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
17 | 0 | 16.2 | – | 3.24 | 2 | 2 | 4 | 4 | .500 | 1.38 |
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 韓国戦 | 9.00 | 1.0 | 7 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 1 | 27 |
WBCでは韓国戦の1試合に登板しましたが、1イニングで被安打2、2四球と制球に苦しみ1失点。大舞台特有の難しさを味わう結果となりました。
しかしレギュラーシーズンでは、ホークスの強力ブルペンの一角としてコンスタントに登板。ここまで17試合(16.2回)に登板し、防御率3.24、2勝4ホールド4セーブと、あらゆるシチュエーションで起用されるタフさを見せています。
大勢(読売ジャイアンツ)
最後は、読売ジャイアンツの剛腕・大勢投手です。
| 調子 | 登板 | 先発 | 投球回 | QS | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | H | S | 勝率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WBC2026成績 | ![]() |
2 | 0 | 2.0 | – | 9.00 | 0 | 0 | 0 | 2 | – | 1.00 |
| 2026.5.31時点成績 | ![]() |
21 | 0 | 20.1 | – | 1.77 | 1 | 0 | 14 | 3 | 1.000 | 0.49 |
ホールドランキング:リーグ4位
WBCでの登板詳細はこちらになります。
| 試合 | 防御率 | 投球回 | 打者 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | 失点 | 自責点 | 投球数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 韓国戦 | 0.00 | 1.0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
| オーストラリア戦 | 0.00 | 1.0 | 5 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 16 |
WBCでは韓国戦を無難に抑えたものの、オーストラリア戦では1イニングで痛恨の2被本塁打を浴び、2失点。防御率9.00と国際大会の洗礼を浴びる形となりました。
しかし、日本に戻ってからの今シーズンはまさに「無双状態」です! ジャイアンツのブルペンを支える中核として21試合に登板し、防御率1.77、14ホールド3セーブを記録。驚異的なのはWHIP 0.49というバグのような数字です。ランナーを2イニングに1人しか出さないという完璧な投球で、相手打線に一切の希望を与えていません。文句なしの「好調」マークです。
まとめ
前回の投手編①と合わせ、WBC2026を戦い抜いた代表投手14名の現在地をデータとともに振り返りました。
国際大会の疲労や独特のボールへの適応など、WBCに出場した投手は翌シーズンの調整が難しいとよく言われます。実際に今シーズン苦戦している投手や、無念のケガで離脱となってしまった投手もいる一方で、大勢投手や金丸投手のようにリーグ戦でも圧倒的な成績を残している投手もいます。こうしたデータを定期的に追うことで、プロ野球観戦がさらに奥深く楽しいものになりますね。
エンベスでは、次回から「野手編」として、日本を熱狂させたバッターたちの現在地も同様にデータ可視化とともに追っていく予定です!打撃指標から見える各選手の好不調の波を分析していきますので、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちください!







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